インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
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ケーススタディ覚え書き
ケーススタディは、実在する企業の活動事例を題材にして、ビジネスに関する知識、見識を深める学習方法である。

ケーススタディの学び方は3通りある。


一つは、4PやSWOTなどの基本的なフレームワーク活用の訓練である。

フレームワークを用いて状況を分析しやすい状態に整理する。

一定のフレームで整理することで、様々な事業の特徴を見極めることができるようになり、事業の課題と対策案を検討する能力を高めることにつながる。


二つめは、事業を考えるキー概念、例えば「事業ドメイン」や「コア技術戦略」などの典型例を学ぶことである。

キャノンがどのように事業領域を拡張していったかを知ることで、「多角化」という抽象概念をイメージをもって理解することができる。

その概念を自社に適用することで、将来の可能性を検討することができる。


三つめは、現在まさに注目されている企業や製品を題材にして、それらがこれからどのような方向に推移するか、どのような対策を講じるべきかを考えることである。

いわゆるMBAコースで議論されていることは、このようなことである。

一つめや二つめとは異なり、あらかじめ用意されている「答え」はない。

自分なりに考え、自分なりの方法論を築くのである。


これら三つの活用方法のうち、一から三にかけて議論は高度になる。

一はベーシック、二はそのときどきの経営課題に応じて、三は発想を広げ、思考を深めたいときに適用する。


ケーススタディばかりやっていると、机上の空論が得意になるだけで役に立たないという説もある。

何事も作用と副作用があるので、もちろん処方の仕方は重要だ。

ケーススタディの致命的な限界は、状況がすでに記述されていることだ。

リアルな事業は、状況が本になっているわけではない。

突然トラブルが起きたり、知らないところで勝手に売れていたり、誰かがふくれっつらしたりと、とてもリアルタイムに文字にできるものあではない。

まず今どんな状況なのか、ということを自分なりに読み取る作業が不可欠である。

ケーススタディには、その決定的な作業をスルーして、この事業はこんな状況です、という情報が既にパッケージされた状態から始まる。

この限界を理解しないと、勘違いすることになるので要注意である。
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