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『フューチャリスト宣言』
WEB論の第一人者梅田望夫氏と、テレビに相当出ている脳科学者茂木健一郎氏の対談。

梅田氏はシリコンバレーの視点から、茂木氏は脳科学者というより、ケンブリッジの留学経験と大学運営の理不尽さの観点から、いわゆる「WEB2.0」的世界を論じる。

梅田氏は新しいカルチャーを生むシリコンバレーのダイナミズムを称え、保守的な日本の短所を指摘する。

茂木氏は、WEB、特にブログは、言語を手にした以来の人類の大発明として、知的生産活動が大きく変わることを説く。

彼らのラジカルな論点は、何となく理解していたつもりの「WEB2.0」的世界に対する、より広い可能性を感じさせる。

最近では珍しい欧米礼賛の視点ではあるが、小生には相当インパクトがあり、これからの行動にいくらかの修正を迫られた感がある。

グーグルに代表される検索エンジンにより、知的コンテンツの修正の仕方に大変革が起こった。

誰かが(権威が)一元的に知識を持つのではなく、wikipediaのように、誰もが部分的に知識を提供し、結果としてこれまでの百科事典を凌駕する知識が共有の財産になる。

知的貢献をした人達は、ある種の絆で結ばれ、賞賛されることで満足感を得る。

出し抜いて利益を上げようという商業主義的インセンティブとは違う価値観が前提にある。

知識は独占するものではなく、広く共有するものなのだ。

ただ、この共有感は、ビジネスの基本原理とは矛盾する。

ビジネスは、競争優位という言葉があるように、優れた差異があってはじめて利益を上げることができる。

誰と知識を共有し、誰と競争し、差異を設けるか。

誰が仲間で誰が敵か。

社内、顧客、競合の垣根が溶けていくのは間違いない。

そのときにどのような理論がバックボーンになり得るのか。

年度末を終えてぼやっとした頭に、知的なハンマーをくらった一冊だった。
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