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パナソニック
松下電器産業が社名をパナソニックに変えるというニュースが周囲で話題だ。

社名とブランド名を一致させることで、特に海外でのブランド認知を高めていくことが目的、というのが報道されている概要である。

ソニー、シャープ、東芝、サムソンなど、家電メーカーのほとんどはブランド名と社名が一致しているので、それに倣った形か。

確かに分かりやすくはなる。

その昔、和江商事という会社は、製品ブランドであった「ワコール」に社名を揃えた。

新進ブランドの「ワコール」は、それ以降ブランド認知を一気に高め、アジア、北米でも揺るぎない認知を獲得した。

一方で、アパレルの「ワールド」は、「オゾック」や「アンタイトル」といった社名と異なるブランドを多数持っている。

「ワコール」ほどのビッグブランドはないが、多様な懐の深いブランドポートフォリオを持ち、相対的に環境変化に強い体質を築いている。

さて、パナソニックにとってはどうか。

今回の決定は、パナソニックというブランドに一点張りするというメッセージを発信することになる。

「ナショナル」は捨てる。

これまで築いたブランドポートフォリオを敢えて壊し、ブランド戦略を「集中する」。

小生は、この判断にはネガティブだ。

小生には、ブランド戦略の多様性を狭める決定のように思える。

パナソニックブランドの浸透が芳しくないことの打開策にはなりそうもない。

すでに「松下」も「パナソニック」も知っていることは知っている、という人が大半であろうから、そこからの想起イメージ自体を変えない限り、効果は限定的だ。

社名をパナソニックにしても、それは変わらない。

したがって、マーケティング戦略上のメリットはあまりないのではないか。

となれば、「松下家に決別」という社内向けショック効果の方が大きいか。

もしそれが狙いなら、あまりお客さんの方を向いた話ではないなあ、ということを懸念します。
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