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『反戦略的ビジネスのすすめ』
先日の勉強会でかねまつさんから『反戦略的ビジネスのすすめ』という本を頂き、興味深く読ませて頂く。

著書の平川さんは、最近入れ込んでいる内田樹氏のお仲間で、共著書もおありのコンサルタントの方。

内田氏の語るような哲学的な思考方法をビジネスにも応用できないかと思っていた矢先なので、主旨に共感すると共に、自分と平川氏の論点の差異は何かを意識して読みました。

戦争をメタファーとする「戦略」などのビジネス用語を批判し、勝ち負けを基調とする企業間競争の思考フレームから「脱構築」すること、が本書のテーマと理解しました。

現象学で言う「括弧にくくる」などの言葉も散見され、哲学オタクのけがある小生には面白く読ませて頂きました。

【モダン】戦略プラン-意思決定主体-成長-効率・生産性-モデル
【ポストモダン】変化プロセス-相互作用関係-持続-価値・経験性-非モデル


上の方が従来型の考え方で、下の方がこれからのビジネスを進める上での重要概念になると提案されています。


小生、アングロサクソン的なソリッドな思考フレームに常日頃疑問を抱いているので、自分の思考をさらに整理するきっかけになったものとして、本書は大いに共感できるものでした。

で、以下コメント。

・平川氏は「戦略」という言葉を企業間競争にやや限定的に使われているようですが、「顧客・競合相手・自社」の枠組みで議論するのがより一般的なフレーム。近年は「顧客価値」への関心が高まっているので、「戦略」の「戦」という字はともかく、もう少し広い意味として捉えて良いのではないかと思っています。「戦略的思考」も使いようだと思いますので、その辺が小生の課題かな。「あとがき」でそのようなことにも多少触れられていますが。

・特定の思考フレームを絶対的なものとしない「脱構築」という考え方は全く同感。でも、人間は「モデル」という単純化したイメージでしかビジネスを捉えられないような気がします。フレームそのものを否定するというより、自分なりのフレームをつくることが大事、と考えます。

・自分なりの言葉で言えば、「自分が特定の戦略の一部になるのではなく、戦略を自分の一部とする」ことが大事なのだと思います。戦略に従属するのではなく、戦略の創造者になること。いろんなところで私が言いたいのはそういうことだったんだ、ということを気づかされました。


かねまつさん、素敵な本をありがとうございました。今度私からも気の利いた本を紹介させて頂きます。内田樹さん系はネタバレですので、なんか探しときます。
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