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インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
客室のないホテル
新装オープンした「そごう心斎橋本店」へ。

この間の勉強会で話題が出て、まだ行ってなくて話題に入れなかったのが恥ずかしく、朝から出発。

エントランスはいると天井からオブジェが。効率一辺倒のショッピングセンターにはない装飾で、それとの違いを鮮明に出しています。

上階には「丸善」があり、おじさん心をくすぐる文具や模型やカメラなど。「なにわ遊覧百貨店」というコンセプトを体現しています。

売り場面積4万平米と、隣の心斎橋大丸や梅田大丸と変わらないようですが、ワンフロアが狭く物量で勝負する戦略は立てられないので、自ずから品揃えの提案力にかけています。これこそライフスタイル提案で、「巨艦+低価格」の際限なき競争から脱出する王道です。

とは言え、「丸善」をはじめ、1階玄関横には「ティファニー」「エルメス」が並び、ブランド頼みの所は他の百貨店と変わりません。ただし、館全体の雰囲気は統合されており、まるで一流ホテルの中にあるショッピングゾーンのように感じます。軸としてあるのは「もてなし」で、その理念をビジネスに変換するメディアが売場であり、商品です。「客室のないホテル」という概念を思いついて、ちょっと悦に入っています。

午後店を出るときは、エスカレーターに通じる行列が店外まで伸びていました。大した人気だと思います。後はこの店が継続して売上を上げられるかどうかです。私自身、本日落としたお金はご祝儀的にフンパツして家族で行ったイタリアンレストランと地下のアイスクリームと月見団子。あまり貢献できてません。

先の話ですが、2011年には売場が倍以上ある梅田阪急が新装オープンします。梅田には三越も来ます。人の流れは完全に梅田一極化傾向です。

物理的な規模や立地のハンディを乗り越えて、安定した経営ができるとすれば、これからの小売店の立派なモデルになると思います。たまには買い物に行かなくてはいけませんね。
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