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マリオカートの意思決定問題
Wiiのソフトの「マリオカート」と「バンクーバーオリンピック」を比較して、娘はあっさり「マリオカート」を選んだ。

何かを選ぶと言うことは、同じ軸の上に並べて比較するという作業が発生する。

残業すべきか飲み会に参加すべきか、一人で自転車で淀川を走るか子供と遊ぶか、携帯を新しくするかポメラを買うかなど、選択肢が異質な対象でも、何かを選ぶ際には強制的に同じ軸の上に乗せなければならない。

同じ軸の上に乗せるということは、すなわち定量的に評価するということだ。

具体的な数値になっていなくとも、選択肢の効用の大小が判定できる程度に必ず定量化しなければならない。

A>B。したがってAを選択する。

代数の世界である。

娘が誕生日プレゼントを選択する場合は、A>Bという抽象代数のレベルで問題はない。

しかし、それが組織的な意思決定となると、なぜA>Bなんだ、という説明が求められる。

「マリオカート」と「バンクーバーオリンピック」のNPVを算出せよ、という問題になる。

娘は「マリオカート」が欲しいので、NPVでも明らかに有利になるように数字をはめ込む。

抽象代数を初歩的な算数に展開して、頭の固い親が理解できるように上申する。

親は、その数字はもともと「マリオカート欲しかったからちゃうの?」と疑問をぶつける。

いやいや、マリオカートの方がルールが簡単で友達も参加しやすいし、ハンドルもついてて盛り上がれそうだからキャッシュインが大きいのだ、と娘は言う。

しかもオリンピックもんはすぐ飽きるので償却期間が短いと決定打を出す。

なるほど、そういうことなら納得だ、と稟議が通る。

かくして、娘の頭で瞬間的に判断された事項が、時間と労力をかけて組織的に了解される。

数字の大小なら小学生にも分かる。

問題は、その数字を導いた筋道に納得感があるかどうかだ。

納得感は、意思決定者の知識や経験や好みなどに左右される。

勘の悪い親だと、来年の誕生日まで細かい説明を求めるかも知れない。

組織の中で「親」の立場の人は、誕生日プレゼントは誕生日に間に合うようにご注意いただきたい。
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