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破談
サントリーとキリンの合併話を阪神と巨人の合併に例える記事を以前書いたが、個人的にインパクト大きく、昨年のビジネス界の私的トップニュースだった。

サントリーのような非上場同族企業=立憲君主制的で個性の強い組織と、財閥系近代官僚組織(のように見える)キリンビールが良くもまあ、結婚することになったと。

伝統的な日本企業の生き方と随分違う意思決定に驚きがあり、ある意味の新しさ、未来性を感じたのだった。

のほほんとした二代目企業もうかうかしてられないぞ、と。

グローバルな市場競争のためには、そのような情緒的な違いを超える論理性を重んじる必要があるのだ。

ところが、世紀の縁談はあっけなく破談になった。

貴乃花と宮沢りえの破談と同じくらい残念だ。

サントリーの創業一族の株式保有比率という根本的な争点で折り合わなかったらしい。

資産評価や戦略方針という次元ではない、根本的なガバナンスの思想が違ったのだ。

とても初歩的な問題で、それを了解せずに今まで何を議論していたのだろう。

なんだか、とても日本的なお話だ。

結果的に、市場環境よりも、組織内部の統治の問題を優先した。

それらを逆転させた戦略的な意思決定だったがゆえの関心事だけに、正直拍子抜けである。

資本の論理を採らずに、組織マネジメントの一貫性を優先した判断はきわめて日本的であり、今後の動向は世界の注目の的になる。

私たち日本人としては、世界での戦い方を構想するための、典型的なケースとして注視すべきだ。

規模の競争が激しい世界の食品業界をどう勝ち抜くか。

他の誰かと結婚するのか、一匹狼として業界から破門されるほどの賭けに出るのか。
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