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インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
グリーンスパン氏
金融混乱の戦犯として、元FRB(連邦準備制度理事会)議長のグリーンスパン氏がやり玉に挙がっている。

行き過ぎた規制緩和で、いい加減なビジネスを野放しにした、という罪である。

87年のブラックマンデーを乗り切った功績者と言われていたが、今では完全に悪者扱いである。

今年1月の日経新聞「私の履歴書」はグリーンスパン氏であった。

まさか今年の最大トピックを見越していたわけではないだろうが、タイミングとしては興味深い。

来年掲載であれば、「敗軍の将」状態だっただろう。

かくがごとく、仕事の評価は難しい。

規制緩和は最近旗色が悪く、米国大統領選挙でも、規制緩和発言は票を失うらしい。

当然、小泉改革も同じ文脈で批判されそうな気配である。

何か事件が起こると、その原因を探り、功労者や犯人を探すことになる。

逆に言うと、事件が顕在化しない限り、功労者も犯人もいない。

プロジェクトXの主題歌、中島みゆきの『地上の星』は、そのような目立たないヒーローを称えている。

その割に、番組は思いっきり美化した演出になっていたが。

みんなの努力で、普通に市場経済が進んでいることの素晴らしさを、改めて感じる必要がある。

そして、「賢愚は他人の領分」で、結果がどうあろうと子供達への説明責任だけは果たせる仕事をしていきたい。
コメント
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賢愚は他人の領分
「賢愚は他人の領分」って、面白い表現ですね、どなたかの著作の引用でしょうか?
2008/11/02(日) 22:08:19 | URL | akihiko #- [ 編集 ]
賢愚は他人の領分→最初にお世話になった会社で、唱和する標語の一つに「賢愚は他人の領分。威張っても値打ちに変わりはない。ただ実行だ。でないと君は卑屈未練になる」というのがありました。有名な電通の「鬼十則」の別バージョンのようなものです。
2008/11/03(月) 15:41:01 | URL | すぎた #- [ 編集 ]
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