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インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
せんとくんのケース
奈良へ向かう近鉄線界隈のいたるところに、奈良遷都1300年祭のキャラ、「せんとくん」がいる。

今でこそメジャー感漂うスペシャルキャラだが、登場したときの批判は記憶に新しい。

2008年3月のyahooのアンケートでは支持率19%。

今でも見ることのできるコメント欄は可哀想なくらいボロクソである。

そこから見事に人気を挽回した。

人気急上昇の理由として挙げられているのが、批判騒動がマスコミの露出となり、告知効果があったというものだ。

広告代理店がここぞとばかり強調したいことだろう。

また、キャラクター自体がインパクトがあったことも言われている。

インパクトがありながら、見慣れるとかわいらしく思えてくるデザイン。

追い風だったのは、対抗馬で出てきた「まんとくん」「なーむくん」の弱さ。

さらに、批判があったが故に、守ってあげたいという母性本能のくすぐり。

「世間標準からはずれたインパクトあるキャラ」+「論争による認知度アップ」=「メジャー感ある親近感の醸成」という公式が導かれる。

最近話題の有名人でこの公式に乗っている人は少なくない。

勝間さん、ホリエさん、エリカ様?などなど。

心に引っかかりを作って認知を上げるには論争を起こすことが大事なのだ。

上手にライバルを作って、それらを論破していく。

もちろん、論争を勝ち抜く力は必要だ。

これをみんな実践し出すとなんとも脂っこい世の中になる。

「わびさび」とは無縁の社会になっていくのだろうか。

多分、なる。

せめて、男は黙ってサッポロビールな人の美徳も大事にしていきたいと思う。
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