インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
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マイレージ、マイライフ
ジョージ・クルーニー主演の『マイレージ、マイライフ』を見る。

鼻の手術の後で匂いも味もせず、運動も控えるように言われているので、映画くらいしかやることが思い浮かばなかったのだ。

日本語になりにくい原題をそのままカタカナにしたのだろうと思ったらさにあらず。

映画冒頭に映るタイトルは"Up In The Air"である。

これまた日本人には分かりにくいタイトルだが、それを日本語に訳すのではなく、英語(カタカナ)に置き換えるところがニクい。

日本人の分かる英語ボキャブラリーの範囲に転換したということだ。

明治の時代、欧米の外来語を大和言葉ではなく、漢語に訳したのが日本人の知恵であるようなことを内田樹氏は書いておられた。

「哲学」とか「情報」とか。

現代人は先人の漢語のレベルまで英語を取り込んだのか?

さて、以降ネタバレしない程度の感想。

最近"Avator"とか"This Is It"のような非日常映画を見たこともあり、この映画の日常性に目がとまる。

ビジネス界のできごとは、アメリカ人も日本人もやってることはほとんど同じだ。

等身大のビジネスマン(もちろんジョージ・クルーニーの格好良さは別として)が良く描かれていて、オジサン年齢には容易に感情移入できる。

ビジネスのスタイルはどんどんグローバルで平準化してくのだろう。

そこにはキャッチアップ型の「憧れ」や「眩しさ」はなくなり、平坦な日常が蔓延していく。

わくわくするような次世代のビジネススタイルを果たして僕らは作りうるのだろうか?

もう一つ。

主人公の職業は「解雇言い渡し人」で、失業やら家族の不在やら、ほろ苦い話がたくさん出てくる。

解雇を言い渡された人の心情、態度、発言は、日本人もアメリカ人も変わらない。

それは十分に深刻な話なのだが、不思議と根底にアッケラカンとした明るさがある。

頑張りゃなんとかなるさ、といった明るさだ。

それゆえ、見終わった後にじわじわと元気が沸いてくる。

このなんとかなるさ感は、社会に絶対的に必要だ。

国の保証に頼ったりするのではなく、自分の頑張りで道が拓けるはずという心理的セーフティーネットだ。

ここのところが、ちょっとばかり日本の雰囲気と違う。

これは子供手当とか公共事業による有効需要創造とかの話ではない。

この「明るさ」の基は何なんだろうということをアッケラカンと考えていきたい。
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手術
フラットなベッドに横たわり、真上を見た状態で運ばれる。

天井と蛍光灯が見え、エレベーターに乗せられ、手術室に入る。

初めて経験するような、それでいてどこかのドラマか映画で見たような光景でもある。

手術室で、横たわったままゴロンと細いベッドに移動する。

数人がかりでてきぱきと、左手に点滴がセットされ、右手には血圧計、右の足指には心電図のセンサー(多分)が取り付けられる。

左腕に何かが流れ込む。

ひんやりした感じになって、少し痛みを感じますよ、と言われる。

その通りのことが起こる。

腕が氷砂糖のような感じになり、これからどうなるんだろうなあと考える。

次の瞬間は「もう終わりましたよ~」というざわざわとした声と、ベッドが移動している感覚。

病室に戻り、ちょっと複雑なところがあって、予定より時間がかかった、という主治医の話。

ひどく酔っぱらって目が回っている感じに近い。

1泊2日で行った鼻の手術の記憶はこんな感じである。

内視鏡の技術が発達して、これまで1ヶ月の入院が必要だった手術が2日ばかりで退院できるようになった。

この技術がなければ、一生我慢して過ごすという選択肢しかなかっただろう。

不安だったのは全身麻酔。

一度眠ってしまえば、後は医師に生命のすべてを預けなくてはならない。

信頼とは、起こりうることの客観的な理解と、それが起こる確率への賭けである。

うまくいって何よりだ。

科学技術と、それを人間に適用するお医者さんに感謝する次第です。
焼肉+ラーメン
焼肉をがっつり食べた次の日の昼食に、こってりラーメンを食べるのはかなり気が引けるが、体がそういうチョイスをしてしまった。

しかも唐揚げとライス付き。

往復30kmの自転車通勤でもこのカロリーは消費されないだろう。

反省はするが、特に何か行動を起こそうとは思わない。

凡人のゆえんである。

ロジカルな小生は、食べたカロリーとジデツーで消費されるカロリーを定量的に比較して、足りない分の活動を企画して行動すれば良いことを知っている。

知っているのと、実際にやるのとでは天と地、小生とイチローくらいに違う。

なぜだろうと考えてみる。

腹まわりの贅肉は日頃から気になっていて、ナイシトールやヘルシアの宣伝なんかは身に染みるが、絶対にスリムになろうという決意はない。

体が資本の肉体労働者の自覚はあるが、体のラインで評価が決まる仕事でもないので、動機付けが弱い。

ジャニーズ事務所に所属していたら死活問題かもしれないが、そういうこともない。

何かを行動に移すということは、大きく自分の動機付けにかかっているのだ。

大リーグで10年連続200本安打を打てるということと、「打とう」という意思とは表裏一体なのだ。

今よりベターになろうというような積み上げ思考ではなく、こうでなくてはいけない、というゴールを強く意識する思考である。

豚もおだてりゃ木に登る、という説もあるが、この説の難点は誰かがおだて続けなくてはいけないことだ。

行動力とはそういうことではない。

コンセントにつながなくても動き出すエンジンが必要だ。

経営の言葉でいうと「志」だ。

しかるに、次の課題はいかに「志」を高くできるか、ということになる。

(1)厳格な父が、末は総理大臣にならねばならないと説き続ける。

(2)手痛い失敗や貧乏を経験して、こうはなりたくないと強い意志を持つ。

(3)1999年には日本が沈没するというような環境予測を信じる。

(4)仕事が楽しいので、どんどん自分でハードルを上げて、気がついたらめっちゃすごいことになっていた。


凡人にはやっぱり(4)かなあ?
今注目すべき企業
昨晩はなかむらさんと定例勉強会。

今注目すべき企業7社について、沿革と財務指標の変遷を調べる。

以下、備忘録(事実誤認、的外れ認識ご容赦ください)記します。


■ユニクロ

・フリース、カシミア、ヒートテックと強い単品商品で需要を喚起する。そのやり方はワコールに近い。ファッションと実用品の中間のポジション。他のアウターウェアメーカーには見られないやり方。

・アパレルは単一ブランドでは需要の限界が見えやすい。それゆえ、地域の拡大と他ブランドの買収に向かう。

・野菜事業のスキップにトライした経験があって今がある。事業清算後、その担当者は要職に就いているとのこと。そのような企業文化がすばらしい。

・スポクロなどのうまくいかなかった事業の試行錯誤なくして、「選択と集中」はない。チャレンジのない「選択と集中」はない。

・ユニクロがブランドとして一線を突破したのは、ファッションリーダーが雑誌記事で認めていったことが大きいのでは。「インナーはユニクロで十分」みたいな発言。新興企業は、工夫されたプロモーションによる突破が必須。ワコールは創業当時の阪急百貨店での「逆ストリップショー」。


■アップル

・97年の利益がどん底の時にスティーブ・ジョブスが復帰する。98年にiMacを出し、黒字化する。

・2001年にiPodを出すが、その年は赤字。2005年から劇的に売上と利益が伸びる。売上高当期利益率が10%超。

・この間の立て直しプロセス、ビジネスモデル・システムの変化についてもっと深掘りする。


■スズキ

・二輪車と四輪車を並行して進めてきた。

・ジムニー、エスクード、ワゴンRとスマッシュヒット製品あり。

・かつては二輪車の利益率が高かったが、最近では低下傾向。

・新興国に強い印象あるが、北米の落ち込みが利益への影響大。

・二輪と四輪、地域別の2つのセグメント情報を時系列に見て事業ポートフォリオを考える材料にしたい。

・トヨタ、ホンダとの比較も必要。


■ソフトバンクと楽天

・事業規模は一桁違う。

・ソフトバンクはダイナミックに事業転換してきた。ボーダフォン買収はH18年だが、孫氏は電話事業をかなり以前か
ら狙っていた可能性あり。

・楽天は「旅の窓口」「インフォシーク」「証券会社」などと機能増強を継続的に実施。企業規模と見合わない買収が特徴。

・日本のITベンチャーの両雄として、資金調達とキャッシュフロー、その背景にある成長期待、志などを研究したい。


■グーグル

・日本円換算で2兆円を超える売上。売上高当期利益率約25%。主に広告収入。

・電通と売上規模は変わらない。利益は圧倒的にグーグルが上。電通はCF枠の仕入れが多額。今更ながら、インターネットという使用料タダの社会インフラのすごさを感じる。

・98年創業からの歩みを今後も見ていくと、ネットに関する歴史観が得られるだろう。

・グーグルの歴史の英語サイトをグーグル翻訳しても資料としては使えないことが分かった。


■日本マクドナルド

・H16年に原田氏が社長になられてからの業績回復の軌跡を見る。

・当初「マックグラン」などの高級感訴求路線は失敗。これもユニクロ同様試行錯誤の経緯がある。

・「100円マック」「メガマック」の大衆路線で、客数を増やしていく。この低価格→客数増のぶれない戦略が注目点。

・アメリカから来た経営陣をいかに論理的に説得するかに腐心されたであろう。


今後、上記企業の関連映像なども見ながら、一つ一つ研究を深めていく。



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