インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
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政権交代
入社時の面接で何をしゃべったか覚えている人はそんなにいない。

会社に入る前に考えていたこんなことやりたい、という思いは大抵ピントがずれている。

そんなときの発言にとらわれていたら仕事にならない。

市場のまっただ中に身を置いて、会社の現状を踏まえ、志を掲げつつ現実的な手を打つのが仕事である。

同様に、民主党の皆さんにはあまりマニフェストにこだわって欲しくない。

決してマニフェストが評価されたという勘違いをしないでいただきたい。

圧倒的な得票数は民主党への期待票であり、能力が未知の学生を採用するときの基準と一緒なのだ。

面接に二人しか来なかったので、どちらかを採用しなきゃいけないのだ。

決して面接で話したことを是非会社でバリバリやって欲しい、ということではない。

心新たに、謙虚さを持って、これからの日本に必要と信じる政策を展開して欲しい。

鳩山さん、顔つき鋭くなってきたので期待しています。

よろしくお願いします。
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ビジネスケース:どちらをマネジャー職にするか
A君は現在マネジャー職にある。

随分とマネジャー経験は長く、現場の人とは昔から馴染みで社内で顔が広い。

現場の宴会に顔を出し、出が金持ちなのか、ポケットマネーを出すことも厭わない。

一時期、当時の上司に抜擢されて、社内改革のリーダーを務めた。

その時分は随分評判が良く、そのとき入社した新入社員は彼のチルドレンと呼ばれるほど慕われていた。

ところが、それ以降は評判がよろしくない。

打つ手がことごとくうまくいかないという悪循環に陥っている。

改革で割を食った人から面と向かって反論されたり、そのときの事業計画を反故にされたり。

A君自身も突然会社に来なくなったり、さらに漫画ばかり読んで漢字に弱いという教養部分まで揶揄されだして、社内の評価はがた落ちだ。

そこで、上司はマネジャー職をはずし、後任にB君をあてようと考えている。

B君は常にライバルのA君の後塵を拝し、今まで目を見張るような成果は出していない。

人脈豊富なA君に対抗して論理的な方針書を作成するなど、なかなか頑張ってはいる。

ただし、その方針書の完成度は高いとは言えず、それがうまくいくプランなのかどうかは不明である。

また、有力な取引先である海外の顧客とは面識が薄く、うまく付き合っていけるか、不安視されている。

このように、B君の実力は未知数だが、いまのところマネジャー候補は彼しかいない。

A君のあまりの評判の悪さを放っておくわけにもいかないが、心を入れ替えてこれから良い仕事をするかも知れない。

上司は難しい決断を迫られている。


さて、このようなケースで、皆さんはどちらをマネジャーに推すだろうか。

決断の期限は8月30日である。
メンタル・ドーピング
Newsweekで「頭の良くなる薬」というのがまじめに開発されているという記事を見た。

世の中、必然的にこうなるよね。

社員教育やモチベーションアップのために様々な教育ビジネスがあって、小生もその渦中にいますが、これはポーターの5Fでいうところの「代替品」ですね。

課長、最近仕事に疑問を感じていてやる気が出ないんです。

じゃあ、この薬朝・昼・晩、1週間飲んどけ、とか。

なんでマネジャー候補の連中は戦略思考ができないんだ。

ここは薬でも飲ませるか、などなど。


精神的な病に陥ったときに処方される薬があるのなら、よりメンタルをパワーアップするための薬も論理的な可能ですよね、きっと。

昨今テレビを賑わせているいけない薬も、ここ一発で気合いを入れなきゃいけないタレントが手を出す心理は分からなくもありません。

犯罪にならない範囲で、ビジネス界でも薬という手段がクローズアップされる時がくると思います。

こうなるとメンタル・ドーピングなどの言葉ができて、社会的・法的規制が論じられていくでしょう。

そして、あの24時間働いていたベンチャー企業の社長は実はドーピングをしていた。

だから追徴課税、てなことになるのでしょうか。

MBAに行くか、薬を飲むか。

まじめに論じなければいけない日がいずれくると思います。
困ったときに頼りになる人
今の会社は仕事が面白くないし、給料も安いから、より条件の良い会社に転職しよう。

市場経済にあっては、合理的な行動である。

意欲があり、向上心の高い若者の姿である。

若いとき(30代前半くらいまで?)は、企業も将来の期待値を織り込んで採用するので、比較的転職は容易だ。

ところが、人間だれでも年をとる。

自分の能力の限界が見える。

景気も悪くなれば、そうそう条件の良い会社も見つからない。

そういう状況になると、いよいよ今の会社に骨を埋めるか、となる。

しかしながら、「良い条件」を求めてきたメンタリティが問題になる。

「良い条件」は誰かがもたらしてくれるもので、苦労しながらつくりあげるものという感覚にならないからだ。

会社の上澄みだけをさらっていこうという心性である。

それでは経営者の相棒にはなれない。

困ったときに頼りになる人材こそが欲しいのだ。

仕事が減り、窮地に陥ったときに給料以上の働きをする人が欲しいのだ。

「割り切り」の安楽椅子に座るのではなく、経営者と一緒にオールを持って激流下りをする人が欲しいのだ。

そういうことを、会社の先輩は後輩に伝えてあげてほしい。
切ってはいけないカード
大学を出て就職した会社は、ブランド名が広く通じている服飾の会社だった。

ブランド力があるが故に、強気な価格設定である。

「高いけど良い商品」ということで、堅調な販売を続けていた。

こういう商品は、値下げをしないが故に、店頭では常に値下げしたら客がわんさか押し寄せるのに、という誘惑に駆られる。

当然、一度値下げするとその効力が失われるので、そのカードは切ることができない。

したがって、営業担当者は法に触れないぎりぎりのところで価格を監視し、危ない動きがあれば未然に防ぐという重大な任務を持っている。

このように、値下げをしたときに最も威力を発揮する商品は、決して値下げしない商品というパラドックスがある。

高嶺の花の女性も、すごくフレンドリーだったら一般ピープルにとってありがたいが、「お安くない」という認識を持たせた方が価値は上がる。

しかしながら、どこかでこれは、と思った男性にはフレンドリーカードを切る必要があり、そのタイミングは難しい。

これまで築いてきた価値を一気に蕩尽し、人生のコースを大きく変えるカードをどこで切るか、まさにクリティカルな意思決定である。

もちろん、それまでのブランド価値とフレンドリーさのギャップが大きければ大きいほど男性はコロッといくはずである。

話が全く変わるがノリピーの話題で持ちきりである。

天真爛漫なキャラと、覚醒剤というギャップがありすぎてインパクト絶大である。

彼女はあまりに強力なカードを切ってしまったようだ。
米中関係
アメリカと中国が急接近している。

米中・戦略経済対話(Strategic and Economic Dialogue)で、アメリカは財政を改善し、中国は内需を拡大する方針で合意した。

アメリカは経済や財政問題を解決する土俵を中国に定めたのではないか。

豊富な資源と労働力を背景にした産業振興、それに伴う消費力および経済成長を、アメリカ経済の救世主とみなしているようだ。

沈没必死のビッグスリーに変わる富を生み出す土壌。

中国は成熟したアメリカにとっての「新大陸」、未開拓の「フロンティア」なのだ。

今後の顛末は不透明だが、ハマーを中国の会社が買ったのも象徴的だ。

アメリカの自動車産業の息の根を止めたのが日本なら、その後の経済を救うのは中国という図式。

アメリカと中国という2大国が組むことで、ビッグパワーが君臨する。

世界のGDP60兆億ドルの中で、アメリカ+中国で19兆億ドル。

中国はまだまだ伸びるだろう。

ちなみに、EUが18兆億ドル、日本は5兆億ドルである。

EUはボランタリーチェーンのごとく、国の独立性を確保しながらも、一つの固まりとして交渉力確保に努めている。

米国は発言力低下をカバーすべく、振興パワーの中国をパートナーとする。

企業レベルで活発な合従連衡が国単位でも起こっている。

さて、日本はどうするか。

日本は人口減などもあって、量的な経済成長はしないだろう。

日本はニッチャーとして独立独歩でいくのか、あるいは独自のパートナーを探すのか。

または「アメリカ・中国陣営」の中でポジションを探るのか。

そのような関心事を持って、衆院選に向けた政治家の発言に耳を傾けていきたい。
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