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インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
青田買い
よく勉強ができて性格が良い学生がいるから、ちょっと会ってみないかと言われる。

会ってみると好青年で仕事の飲み込みも早そうなので、アルバイトでもしないかと誘う。

そのうちこりゃ将来の幹部候補になるかも、ということで海外の視察旅行に同行させたり学業に必要なお金を工面してあげる。

どうだい、将来うちの会社に入ることを約束してくれたら、奨学金も出してあげるよ、と。

漫画のヒーローにありそうなストーリーだが、野球界では御法度である。

普通の仕事は、やってみないとうまくいくか分からないので、青田買いにも限度がある。

しかし、スポーツの場合は早くから能力が見えやすいので、激烈な獲得競争になる。

採用でも恋愛でも、鉄則は「早く手をつける」ことだ。

南米のサッカーでは、中学生くらいからエージェントが付いてクラブに売り込むのが当たり前らしい。

あくまでも、青田買いのインセンティブは、選手本人よりもまわりのビジネス関与者にある。

それと同様に、ドラフト制度やプロアマ規定といった規制のメリットを享受するのもビジネス側だ。

抜け駆け禁止、という古今東西の社会の知恵である。

業界がつくったルールを違反して罰せられるべきなのは、ビジネス側であり、選手ではないと思う次第である。
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