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インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
学食カレーの考察
子供らと一緒にカレーづくり。包丁や火を使わせたりして、楽しくも賑やかなキッチンになっております。

カレーにまつわる記憶として、学生時代の学食のカレーが不味かったことがあります。不味いというより味がない。ウスターソースをドボドボかけて食べておりました。

一人暮らしのアパートで、市販のカレールーを買ってきて自分でつくったらそれが結構美味かった。普通につくれば美味いじゃん、というのが18歳の経験でした。肉を炒めて醤油をかけりゃそれなりの味。なのに学食の定食はなぜあんな味になってしまうのか、という疑問がありました。

普通につくれば美味いものを、プロの手にかかったものがなぜか不味い、というのは世の中たくさんあります。家庭菜園で採れた不格好なトマトはスーパーのよりも味が濃いし、たまねぎから炒めて時間かけてつくったわが家のカレーもなかなかのもの。

結局、プロは事業採算という制約の中で、本来実現できるはずのクオリティを犠牲にしてしまうことがあるのです。当時の学食は、技術を「おいしい」方ではなく、「大量・均質かつ低コストにつくる」ことへ向けていたわけです。

技術を「顧客満足を増やす」方に利用するか「コストダウン」に利用するか。

「成熟した市場」という言い訳の中で、技術を安直に業務効率の改善のみに結びつけていないか、心する必要があります。
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