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インターナル・マーケティングの覚え書き。毎日のできごとを少し深く考えた、ビジネスのヒントを提供します。
「MBACafe」優秀論文発表会
神大MBAコースの同窓会「MBACafe」主催の優秀論文発表会に事務局として参加。直近のMBAコースの方の関心領域とビジネスの先端情報が得られる貴重な場。今回で4回目。今日も濃かった・・・。

テーマは4つ。自分なりの要点を以下に記します。

●リアル・オプションというファイナンス手法を活用した設備投資意思決定
→原材料仕入れ・製品販売の取引市場が立っており、その可能性を予測するのに確率論的なアプローチが可能な場合、リアル・オプションは有効。「えいやっ」の意思決定をいかに合理的に考えるか、その案件を考える上で決定的に重要な条件は何か、を導くのによいです。リアル・オプションって全く分かっていないので、一応勉強しておこう・・・。


●優れたソフトウェア技術者に求められる能力
→ソフトウェア開発は細かく分業化されている「モジュール型」なので、モジュール同士をつなぐ根回し含めた集団内の調整・統合活動が重要。お世話になっているかさはらさんなんて、その能力ばりばりですね。改めて敬意を表します。


●創薬研究における選択と集中
→このプレゼン、圧巻でした。冒頭に1時間ほど前の石井先生の基調講演内容がスライドになっていて驚き。この方法、使えます。

マーケットイン主流の創薬開発の中で、プロダクトアウト型で高収益を出している企業がある。研究・開発・営業が密接にコミュニケーションしながら進めるラグビー型の組織が有効。これって「本当の意味」でマーケティング機能を持った会社ですね。

我が社がお客さまに提供するのはこういったマーケティングを考えるプロセスそのものですね。その活性酵素になるのが「マーケティングリサーチ」という位置づけです。


●製造業での新製品開発における顧客企業ニーズ把握と選別
→既存分野では「顧客の顧客」の情報を得ること、新規分野では技術情報を広く知らしめることが重要。


全体として、技術分野と経営の接点に関するテーマが増えてきていると思います。経営学はどちらかというと「人間の行動」「財務・会計」という分野を中心に発展してきましたが、経済の根幹である「技術」をどう考えていくかが経営の優先課題になっているということでしょう。

仕事柄、難解な用語には免疫を持っているはずですが、さすがに普段とは異次元の言葉が飛び交っておりました。違和感持ちながら一応理解しているつもりの身としては、バイリンガルの人が母国語と違う言語で話すのはこんな感じかなのかな、と思いました。

発表者の皆さま、石井先生、金井先生、運営方の皆さま、ありがとうございました。
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